2014年12月12日金曜日

ここ数日、寒い日が続いております。
今朝は雨氷(うひょう)という珍しい現象が起きたそうで、
道路がブラックアイスバーン+雨という状態になり、午前中だけで
100件近くの交通事故が市内で起きたとか。(ニュース番組の受け売りですが)
私も、教室までの道中、二回もハンドル制御不能になり冷や汗!!


今日は、三つほど小さなお知らせを。

札幌のお店、器と雑貨asaさんに、先日もお知らせした通り、
絵織りのフレームや、ウールのミニマットを納品しました。
よろしくお願いします。

また、nu Confie(ヌーコンフィ)Vol.25という現在、発売中のファッション誌(?)
本の中の「素敵なお店の店主さんが選ぶ贈り物」というページで
器と雑貨asaさんが選んだ贈り物として、山田雅子さん+coguさんの器と一緒に、
私のウールのマットを紹介&掲載していただきました。
もし本屋さんで見かけたらチェックしてみて下さい。

11月の企画展の際、手織教室へのお問い合わせをいただいたみなさまに
昨日「手織講座の受講について」お知らせのお手紙をお送りしました。
お問い合わせいただいた方の中に、ご住所が解らない方が数名いらっしゃいました。
もしこちらをご覧でしたら、メールかお電話でご連絡をいただけたらと思います。
よろしくお願いします。



先日に引き続き、ケンチク関係のDVDをもう一本、見ました。
1949年の映画「摩天楼」The Fountainhead.
主演は、後ろ向きに立っているだけでモテル男、ゲイリー・クーパーです。
独創性を重んじ、己の気持ちに正直に貫き通す主人公が、
周囲の要望を聞き入れ保守的で妥協を望む人達の、
二番煎じ的なやり方を強要されそうになりながらも、孤立を恐れずに進んで行く...、
物創りをしている人ならきっと誰でもが考えさせられるストーリー。

クーパーは建築家の役でしたが、交渉する場面や現場、事務所は出て来るものの
殆ど(たぶん)図面をひいている場面が出て来なかったのが、少々不満...。
時々、フランク・ロイド・ライトの作品をデフォルメしたであろう
模型や図面、パース、実作が結構な数、登場します。
「これ、F.L.ライトの落水荘でしょ」という感じで、
思いっきり解っちゃうところが、ちょっと面白かったりします。
そして、お話の最後、主人公の考えが一応勝った(認められた)のですが...

社会に奉仕、貢献する職業としての建築家と、 Creator(創作家、芸術家)な建築家。
(建築以外の分野でも当てはまりますよね。お金か自己実現か?理想か現実か?)
臨機応変に行く人、自分を貫く人、いろんな人が居ていろんな要求が有って、
上手くバランスを取っているんだろうな。白か黒かなんて答えは単純なものではない
物事の全てには良い面と悪い面が必ず有ると思っている、現代に生きる私には、
当時のアメリカ社会の「強気さ」も、この映画から感じました。
(無理矢理ハッピーエンドで終わらせた感も、ね)
不器用だけど、自分の信念を曲げずに貫き通す生き様は(アメリカンヒーロー的)
格好良いけれど本当のところは生き難いのだ。だからこそ憧れるのですけどね。
そんな考え方はもう古いのでしょうか...。

この映画にはタイトルが違う、原作小説があるらしいので
いつか読んでみたいのですが、6000円とはまた...。いつか読める日が来るでしょうか。