2015年7月6日月曜日

○ 空間・間

何もない空間に、何かを存在させることによって
普段意識することの少ない、見えることのない
空間・間というものの存在を意識して見る面白さ。

一枚の布を介することで
そこに在る空間に動きが出たり、区切りが生まれたり、

一枚の紙の上にカタチを描くことで
描かれていない間 (space) も一体となって絵が構成されたり、

そうして、空間に見えてくる、見えないモノがある。


○ 点と線の集合

一本一本の小さな点や線の、
密度、強弱、長さを変化させ、連続して描き重ねる事で
動き、揺らぎ、ニュアンスのある点や線が見えてくる。

糸を綴るように、小さな点や線を集合させることで
別の大きなひとつのカタチが現れる。

この世界中にある色々な目に見えるモノ達は
小さな細胞や分子や原子が集まってできていて、

自分の中身も、点や線が連続するように、
毎日の小さな色々な事の積み重ねで作られている。

いつもはバラバラの点や線でしかないモノが、
いつかひとつのカタチある何かに繋がるのを見たい気がして
作り続けているのかもしれません。


そんな事を思いながら制作しています。