2015年9月16日水曜日

企画展「おとなの絵本とクラフト展」と「製本ワークショップ」
沢山の方にお越しいただき無事に会期を終了する事ができました。
お越しいただいた皆様、またご協力いただいた皆様
本当にありがとうございました。

今日は何枚か展示の様子を載せます(写真をクリックすると拡大します)

正面に、スウェーデンの絵本と読み物コーナーを設けました。
マリメッコのクロスの上に、
北欧らしいビビットな色使いのリンドグレーンや
クラシックなベスコフの本&カワイイ椅子がお出迎え。

大人っぽいシックで素敵なイラスト、まさしくおとなの絵本。
オールズバーグのモノクロのイラスト、
宮沢賢治のお話を英語表記した絵本。
木の香りのするブックスタンドに立て掛けると
部屋のインテリア(ディスプレイ)としてもステキだなと改めて...。

おしゃれなイラストのマーク・シーモントや
メアリー・シェパード(メアリーポピンズのお料理レシピ付)
そしてイエラ・マリ(言葉のない絵本の)
アメリカ、フランス、イギリス、イタリア
世界各国のイラストを家で見られるんだから、絵本っていいな!

色々なタイプの本に千恵さんの一言Messageを添えて並べました。
人気の酒井駒子さん、オリエンタルなエロール ル・カイン 、
内容がすばらしいもの、絵が楽しいもの、
一冊一冊が、それぞれ個性的で、目移りしました。

アアルトのスツールにも絵本やスウェーデン織の敷物を。


クラフトカツさんの、栞、メッセージカードなど
一枚一枚、全部手作りです。
よーく見ると絵柄も少しずつみんな違うんですよ。

私も少し作品を作りました。
A4サイズのバッグ、ブックカバー、ポストカートや栞

会期終了後、私も記念に本を購入することに。
あれこれ悩んだ挙げ句、
以前から欲しかったゴフスタインとバーバラ・クーニーに決めました。

ゴブスタインはアメリア人らしい絵をモノクロの線で描いています。
「自分が信じる素晴らしい何かを作り出すために、
黙々と働く人の美しさと尊さ」を、いつもその本の中で
表現しているところに共感します。
グリーンのタイトル文字、ざらっとした紙の質感も好きです。

バーバラ・クーニーは木版に描く古いアメリカの手法で
古き良き時代のアメリカ、ニューイングランドの暮らしを描いています。
糸車が出て来たり、そして私の大好きな「10月...」から物語は始まります。

また大好きな本が我が家の本棚にも仲間入りしました。


この度の、企画展では予想以上のお客様にお越しいただき
関心を持って見ていただけた事を大変嬉しく思っています。

インターネットや大型書店では、
もっと多くの種類を扱っていて気軽に購入できるのですが
今回の展での、セレクトされた限られた冊数の中から、
おとなの方に「選ぶ時間を楽しんでゆっくり見ていただく」
という趣旨を、みなさんにとても喜んでいただけた様に感じました。

本そのものを好きなってもらえたら勿論嬉しいです、
でも本にまつわることやもの...選ぶ時間や読む時間、本の有る場の空気感
目には見えないそんな部分も好きになってもらえたらもっと嬉しい!

私が作っているクラフトなどにも言える事ですが、
それらのものは、食べるものと違って無くても生きてはいける。
でも色々と大変な普段の暮らしの中に、それらのものや時間が有って、
少し気持ちを豊かにしてくれて、また明日から頑張ろうかなって
思ったり出来るのかもしれません。
お腹の足しにはならないけれど、気持ちや心の足しになるものも大事…
そんな事を改めて…思ったりもしました。