2015年2月28日土曜日


昨日はまたまた週末恒例の吹雪でした。
水分を含んでいて、重たい雪にはうんざり。

既に処分したと思い込んでいた、昔の冬用ウールジャケットを
衣装ケースの底の方からみつけました。
PENDLETON(ペンドルトン)の古着のジャケットです。
古着を良く買って着ていた頃、襟にボアのついたハーフコートやシャツなど
ワードローブにも多く有りました。アメリカのウールウェア専門ブランドで
その頃は多く出回っていた物だから、特に気にした事もなかったのですが
突然出現したこのジャケットを見て、なんとなくタグが気になり
ちらっとネットで調べてみました。

シャツやハーフコートについていたタグは青でしたが、それらはメンズライン、
これは白タグで、レディースラインのようです。

レディースウェアは1940年代(1949年?)から製造開始されたようですが...
1950年代にはサイズ表記 (S,M,L) が、
1960年代に入るとウールマーク、それ以降になると更に
MADE In U.S.A、SINCE 1868、などの表記が追加で入る様です。
これには有りませんので、1950年代以前でしょうか。

下から2段目、PORTLAND,OREGON の表記が年代判別の
ひとつのポイントになるようです。
PORTLAND,OREGON と表記されるようになったのは1940年代で、
1930年代になると、PENDLETON,OREGON だとか。
さらに古くなるとブランド名のフォントデザインも違うようです。

何の事は無い、やっぱり1940年代と言う事でしょうか。
1949年だとすると、今から66年位前ですね。

写真には載せませんでしたが、
ジャケットの形(デザイン)も1940〜1950年代風です。
特別、超レアものとかいう訳ではないと思います。ただ、古着が好きで
よく見て歩いていましたが、これは余り見た事が無い形で珍しいし、
とても可愛いと思って、買ったような記憶が有ります。
(いつ何処で買ったかは、覚えてないけれど)
気に入っていたので少しダメージが有っても、捨てるのが惜しかったのかな。
そのうち、壊してバッグかなにかに作り直そうか...と、
一応、綺麗に洗ってまた仕舞いました。
表地は100%ウールの糸を二本取り、綾織り、タータンチェック、
今度は組織図も起こして、柄を再現して織ってみるのも面白そうです。




2015年2月23日月曜日



Valentino / Haute Couture Spring Summer 2015
(クリエイティブディレクターは、マリア・グラツィア・キウリと、ピエール・パオロ・ピッチョーリ)
LOVE「愛、大切に育むべきほどに壊れやすい秘密、議論や逆境を破壊する唯一の力」といったメッセージ。
愛がテーマの画家シャガール、ロシア、
イタリア13世紀、愛がテーマの文学運動ドルチェ・スティル・ノーヴォ、などからインスピレーション。





Schiaparelli / Haute Couture Spring Summer 2015
もうひとつは、スキャパレリ。今期はクリエイティブ・ディレクター不在の中での発表
会場演出はアートディレクターのジャン=ポール・グードだそう
そして、Angélique Kidjoのボレロが good! 

どのブランドも、複数のテーマやインスピレーションをmixした感、
(はずしのテク!?)が「今」のスタイルなんだろうな(よくわからないけど)

2015春夏オートクチュールは、ヴァレンチノとスキャパレリがいいなーと思って
何度も動画を見ました。新しさと言う視点からするとスキャパレリのは
少し回顧的なのかもしれないけど...それでも私は充分楽しんで見ました。
ショーをこんな所に居ながら、何度も見られるなんて。

2015年2月22日日曜日


もう土曜日。今週は吹雪にならなくてよかったー。

今日は、図書館からカード更新手続きのお知らせが届いていたので
(しばらく図書館通いをお休みしてました)
たぶん一年振り位に、図書館までカードの手続きに行って来ました。

案の定!誘惑には勝てなかった!...(本棚の本達がみんな私を呼んでいる気が!)

いつ読むんですか!?四冊も借りちゃって...!
やっぱり図書館、危険すぎかも。
(一度借りると、返しに行かなければならず→また借りて来ちゃう、罠!?にハマるよー)


2015年2月19日木曜日



January. Mt.fuji ... taikan.y



February. Mt.fuji

富士山と鶴で、W目出たい一月と二月なのであった。

2015年2月17日火曜日


織りと言うと「機(はた)で織る」場面がクローズアップされがちですが
織る前後の作業も沢山ありますし、大事です。
これは整経(せいけい)という作業の一場面。
読んで字のごとく、織りたい布の経糸を整える(準備)。

例えば今回は、50cm幅×2m長さのストールを作ります。
1センチ幅の間に10本の経糸(たていと)が必要なので
cm/10本×50cm幅=500本必要という計算になります。

もし糸が太ければ1cmの中に通す糸の本数は減り
同じ幅のストールを作る場合でも糸の本数は減ります。

次に、長さは2m+房と機への結び分として60cm=2m60cm

(2m60cmの長さで、500本用意すると言う事です)

編み物は一本の糸を編みながら(絡めながら)進んで行きます。
一枚の布を編んだら、それは全部一本の糸で繋がっています。
それに対して織り物は、経糸が一本、一本、全て独立しています。
一本の経糸を抜いても、編み物の様に繋がって解ける事は有りません。
(緯糸は繋がってますが)

ちょっと話がずれたので、元に戻します...

2.6mの長さで500本の糸を用意する時、
四角い木枠に丸棒が一定間隔で立っている、整経台を使います。
片道が丁度2.6mの棒と棒の間に、糸を行ったり来たりさせて500本。
この時、ただ往復するのではなく写真に有る様に「綾」の道を作ります。
往路と復路でクロスする事で、全く糸が絡んだりせず
どんな細かな縞模様も、種類や色の違う糸も、順番通り。
これが無いと大変な事になってしまいます。

今回はA色、B色の2色使い。14本ごとに糸を変えながら500本整経、
1ブロック1.4cmのギンガム(ブロックチェック)模様にする予定です。

今朝は、この整経をする為の、更に前段階の準備として
購入した際、綛(かせ)という形状に束ねられている糸を
木枠や玉巻きに巻き直しするところから始めました。

「織る」までには長い段取りや、そして織った後にも始末は沢山ですが
どの作業行程も次の作業の効率を良くし、糸に負担をなるべく掛けずに
良い布を織り上げるようにと考えながら、
ひとつひとつ、こつこつと積み上げて行くといった感じです。
手間を惜しんだり、焦ったりはいけません。
テキメン、間違ったり失敗したり、気持ちが布に現れますから。

2015年2月15日日曜日




Bye-Bye...Sheena

(この衣装、可愛かった)

you may dream, pin-up baby blues, lemon tea, this way... Everyone loves!

---

you may dreamは細野晴臣氏と鮎川誠氏作曲、pin-up〜は糸井重里氏が作詞
lemon teaとyou may〜は柴山俊之氏が作詞、どれも歌詞が楽しいです。
this way(この道)は北原白秋と山田耕作の作詞作曲で、これは私の中では
シド・ビシャス(ピストルズ)のMy Wayと同じ位置づけで面白くて好き。
(「この道」の歌詞は札幌の事を歌っているしね^^)

そしてlemon teaの原曲は、Train Kept A Rollin'
時代は1950年代までさかのぼり、タイニー・ブラッドショウ
→ジョニーバーネット・トリオ→ヤードバーズ(ジェフベック)→エアロスミス
→etc...そして70年代の日本へ渡り、サンハウス→シーナ&ザ・ロケッツ
へと辿り着いたのであります。
(lemon teaという歌詞もハウリン・ウルフ、ロバート・ジョンソンが出所ってホント?)
初めてlemon teaを聞いたのが確か15歳頃で、ジョニーバーネットのtrain kept〜を聞いたのが18歳頃?
(※どちらもタイムリーで聞いていた訳では有りません。あしからず)
でも、train kept〜が大好きだった割に、同曲とはすぐには気がつかず...。
その後エアロスミスとヤードバーズを聴いて「あれ?同じ曲?!」と、やっと気がついたのでした。

以前はネットで簡単に調べられなかったので、自分であれこれ探して色々辿って行く中で
音楽の繋がり、関係性を知って行くのが、今よりもとっても楽しかったです。
シナロケのlemon teaはスネークマンショーにも入っていて、
ザ・ロカッツ、サンディー、Y.M.Oと共に本当によく聞きました。
(シーナが歌うと可愛いくて余りHじゃないのがまたいい^^)

深夜0時のNHKニュースで訃報を聞いて、悲しい一日でした。

2015年2月14日土曜日

みなさま、こんにちは。
こちらは、昨日からまた週末恒例!?となった吹雪でございました。

まだまだ冬真っ最中な感じですが、春の展示に向けて、制作しています。
昨日は、サンプル作品を送り出し、少しだけホッとしたところです。
4月に札幌です。
近くなったらまたお知らせしますのでよろしくお願いします!


一昨日の夜中、仕事中にいつものごとく音楽を流していたら
突然CDの音がぷっつり消えてCDレシーバーが壊れました。ショック・・・。
音楽がないと全然ダメなので、早速どれを買おうか某氏の所へ相談に。
夜中まであーだこーだーカタログやネットを見て検討。
その時はこれにしよう!と決めたのにまだ渋ってます(買った事のないメーカーだから躊躇...)

たまに電化製品の買い替えをしようとすると、
どんどん新しい機能になっていて驚きます。
今時は、PHONO端子なんて付いてなかったりしてLANとUSB端子だったりとか
(知らないのは私だけ?)
DLNA、ワイヤレスネットワーク、Bluetooth対応だの、ハイレゾだの・・・。
へぇ〜、の連続ですね。

暫くの間、ラジオ、iTune、ipod、レコードでなんとかしのぐ事になりそうです。

2015年2月6日金曜日


一昨日から、黒い糸で織っています。
黒は好きなのですが、なかなか良い黒!と思える糸がないので
好きなわりには頻繁には登場しません。
黒は黒でも、青みの強いの、赤味の強いの、光沢具合、色の深さ、色々。
それと、難点がひとつ。作業をする上で黒は見え難いので
ちょっと億劫だなーと思ってしまいます。
織り目を間違えて飛ばしてしまっても気がつかなかったり、
細かい所へ糸を通す作業もなんだか目がチカチカします。
なので、日中お天気が良くて自然光が入る、明るい時間帯に作業したい。
夜は照明の影響で余計に見え難いので。

それでも、黒と生成の組み合わせで織った布は、
大人っぽくシックで、テーブルセンターなんかに仕立てると、
和洋どちらのコーディネイトにも合うと思うし
最強に好きな組み合わせだから、黒い糸に対してなんだかんだ言いつつも、
ずっと前から織り続けているんですけどね。

さぁて、今日は明るいうちにノルマ分完成させなきゃ!

2015年2月4日水曜日



今日は一段と、しばれております(しばれる=冷え込む:北海道弁)
お昼の気温、-5.5℃!
でもお日様が出ているお陰で、日中部屋の中は暖房無しでも+27℃。
ちょっと汗をかきつつ、ミシン仕事中であります。

この頃、近所にあるスーパーのお野菜コーナーの隅にひっそりと
九州産のしっかりして奇麗なスナップエンドウが並んでいるのを発見、
これまで余り冬に見かけなかったので、時々買ってきます。
すごく甘くて美味しいので大好き。しかもお手頃価格。
わざわざ九州から来てくれてありがとうと思いながら食べます。
もう九州は春なのかなー。

2015年2月3日火曜日


















気がつくと早くも未年の一ヶ月目が過ぎて、二月に入りました。
まんまるお月様が見えました。
今日は節分、明日は立春(北海道は真冬だけど)
そして1959年2月3日は「音楽が死んだ日」って言われています。
そう、飛行機事故でバディ・ホリーが亡くなった日だから。
(一緒に搭乗していたリッチー・バレンスとビッグ・ボッパーも亡くなりました)
でも何故か、日本じゃ余りバディホリーってメジャー(有名)じゃないですね。
バディホリー&ザ・クリケッツ(コオロギ)を、
ビートルズ(かぶと虫)が、真似する位なのに!

そう言えば(確か...)オーティス・レディングもグレン・ミラーも
スティーヴィー・レイ・ヴォーンもみんなそれぞれ飛行機事故で亡くなりましたが
今はYouTubeでいろいろ動画が見られるので、
時々スティーヴィー・レイ・ヴォーンなんて
まだ生きてるんじゃないかと思ってしまいそうになります。
彼らはこの世にはもういないけど、何十年も音楽は残って、
世界中の人達が曲を聞いたりカバーしたりしているなんて、
本当にすごい事だし(リストなんて、百年以上ですしね)
そんな音楽って不思議だなと、聞けば聞く程思ったりもします。
・・・なんて事を思いながら過ごした一日でした。

2015年2月2日月曜日



乾燥後、長さ約11cmの縮み

しぼの出具合もだいたい予想通りで、ほっ。
ギンガムチェックの大きさや色などを変えつつ、
只今、三枚目製作中。


2015年2月1日日曜日

先週末も吹雪で、今週末も吹雪。
でも今週の吹雪は予想よりひどくなくて、ほっとしました。

今日、録画してあった番組を見たら、建築家の隈研吾さんが出演されていて、
お話を聞いていたら、隈さんの建築の仕事には茶の本の中で岡倉覚三(天心)が
書いていた思想の中のいくつかが関係している事が分かりました。
以前、画家のバルテュスの絵やインタビューの内容からも
同じ様な事を感じていて、後日バルテュスも茶の本を読んでいたらしいと知って
合点が行った、と思ったことが有りました。
私も時々出して来て読むのですが、また近いうちに読み返してみようかと思います。
本の中で少し私にとっては難しい章のところもあるのですが
何度も何度も読み返しているうちに、少しずつとか、ある時ふと、とか
分かる時が来たり、何か新しい発見があるんじゃないかなと...。
(そう言う瞬間はとても嬉しい)