2016年3月1日火曜日


かっこいいな。Giorgio Morandi

東京ステーションギャラリーでモランディの展示会が開かれています。
(東京駅丸の内駅舎が、辰野金吾の設計によって創建されたのは、1914年のこと)
見に行けないのがとっても残念…う〜ん、行きたいな。
なので画集を引っ張りだして眺めています。

同じ様な瓶や水差しばかり、繰り返し描いていて
人前に出て来ない人...って思われてる?!けれど
自身ではどうにもできなかった境遇などが
その人となり、制作姿勢、そして作品に現れているのだと。
(モランディに限らずだけど)
すごく共感する部分もあるけれど
それらの事情や人物の事を詳しく知らない時から作品に惹かれたのは
やっぱりそういうものが、作品から無言のうちに
滲み出ているからなんだろうなぁと思います。
どんな人なのか、どんなふうに制作していたのかを知った時
腑に落ちた感がありました。
光、構図、量感、空気感、間…
見える様で見えない様なものをそこから感じ取るのは
とても興味深いです。難しい事は分からなくても、感覚で好きなんですけどね。
そしてルイジ・ギッリが撮ったモランディのアトリエ写真の光も良い…。

何処にも行けずとも、ある物は限られていても
対象が何であっても、表現というのはできるんだなと思わされます。
(井の中の蛙ではなく、色々の事を見聞きして知り得た上だからこそでも…)

やっぱりいいな。Giorgio Morandi

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2月25日発売の季刊誌「northen style スロウvol.46」に掲載
紙面上とスロウ通販ページで作品の通信販売ができます。
ホームページに詳細をアップしましたのでご覧ください。

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