2016年9月28日水曜日


スウェーデン・オステルヨートランド地方にて
ボリエとウッラ・カーリン夫妻が1981年に創業したのが
オステルヨートランド羊毛紡績工房です。

北海道では札幌のお隣の当別町にある「スウェーデン交流センター」
本州では東京の「スウェーデン大使館」などで、これまで展示をされています。
一般の手芸店では出会う事のできない毛糸です。

NHKの「すてきにハンドメイド」や、様々なニット関連本の中でも
この毛糸で編まれた作品が度々紹介されています。

会期初日の10月1日は、この毛糸を日本で販売されている
「きぬがさマテリアルズ」の衣笠さんに兵庫から!お越しいただきます。
衣笠さんは、ただ沢山販売できたらいいというのではなく、
品質の良さをしっかりお伝えして、気に入っていただいた上で
長く愛用いただけるように...との思いで活動されています。

オステルヨートランド紡績の糸がどのように作られているか、
この毛糸が何故良いのかは、ここでは上手く書けませんので
それらについてもパネル展示等でご紹介する予定です。
毛糸の製法や羊毛について、興味を持って頂けたら嬉しいです。
是非、お越しください。

---


(画像をクリックすると拡大します)

「スウェーデン・オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸展」

会期:2016.10.1(sat) - 3(mon)
時間:10:00 - 16:00
場所:十月のノオト 釧路市新富町11−14


2016年9月25日日曜日


秋分の日が過ぎて一気に日暮れの時間も早くなってきました。
秋の訪れは寂しい感じもするけれど
四季がはっきりとしている北海道は
それぞれの季節だけが持つ空気感や雰囲気を味わえるから
ちょっと感傷的な秋の始まりでは有っても
それはそれで楽しみだったりするものです。



来週から始まる毛糸展でご紹介する「オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸」
以前、ヴォーグ社出版「毛糸だま」という雑誌に
「スウェーデンから来た編み込み模様」の特集で作品掲載されました。
(オステルの毛糸は、他の編み物関係の本にも時々登場していますよ)
本の表紙でモデルさんが着用しているセーターと手袋(グローブ)も
この毛糸で編まれたものです。
編み込みの模様や、セーターやミトンの形など
北欧ならではのデザインで本当に素敵。
デザイン性だけではなく、それは実用も兼ねているのです。
長く寒い冬を少しでも暖かく過ごすために
編地はしっかりと目が詰んでいて、風を通さず温か。
北国に暮らす人達の知恵なのです。

ちなみに表紙のモデルさん着用のプルオーバー(セーター)は
ゴットランド島の伝統模様で編まれています。
地域ごとの特徴が有るので、パターンを見るとどの地域のものか解ります。
この島にはゴットランドというナチュラルカラー(グレー)の羊が居るので
本来グレイトーン〜白の毛糸での編み物が中心でした。
モチーフは自然のものを(草花など)幾何学的にかたどっています。
また北欧はテキスタイル(織物)が盛んだったので
編み物も織物に近い感覚で作られていたからこそ
何処か織物に通ずる、この様に独特なパターンや
密に編む編地になったと思われます。


(ご紹介する毛糸は、編み物だけでなく織物にも使えます)
---


(画像をクリックすると拡大します)

「スウェーデン・オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸展」

会期:2016.10.1(sat) - 3(mon)
時間:10:00 - 16:00
場所:十月のノオト 釧路市新富町11−14


2016年9月16日金曜日


急に季節が進んで涼しくなってきました。
そろそろ毛糸の準備はいかがでしょう。

今日は、10月の毛糸展でご紹介する
「オステルヨートランド羊毛紡績」の毛糸で編んだ帽子とミトンをご紹介。

まずは、ナチュラルなグレーに、帽子のてっぺんのポッチと
被り口部分はライムグリーンの毛糸で編んだベレー帽。
シンプルだけれど、さし色が少し入る事でおしゃれな感じになったかな。

ボーダーシャツに、黒のサブリナパンツ…
う〜ん、それともロールアップしたジーンズ?
そうしてベレー帽を被ったら、可愛いパリジェンヌの出来上がり!?



こちらは、ベレー帽と同じグレーの毛糸に白のドット柄ミトン。
大人のミトンも可愛いなと思います。
(スマホは出来ませんけどね…)


この毛糸、ストレートなのですが、古い紡績機で羊毛からゆっくり
糸を作っていて、均一な太さではないのです。
一般的な毛糸を見慣れている人にとっては、え?と思うかもしれませんが
そこが、この毛糸の良いなと思うところ。
わずかな太さの差異が、均等で綺麗過ぎる機械的な編地ではなく
味の有る編地になるから。
ぱっと見、色が面白いとか、意匠が凝っているとかではないので
目を惹くものではないし、そういう部分に気がつく人は
余りいないかもしれませんが…。
是非、手に取ってご覧いただけたらと思います。

---

(画像をクリックすると拡大します)

「スウェーデン・オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸展」

会期:2016.10.1(sat) - 3(mon)
時間:10:00 - 16:00
場所:十月のノオト 釧路市新富町11−14


保存保存

2016年9月14日水曜日

先日の「オープンアトリエ&ミセナカ書店」へお越しいただいたみなさま
ありがとうございました。

また機会を作ってオープンアトリエを出来たらと思っています。



2016年9月8日木曜日


今週末(9月10、11日)は、
ミセナカ書店(図書室)も兼ねてオープンアトリエをします。
工房内で自由にご覧いただけるよう、写真集や手織教室の生徒のみなさんが
制作した作品など、少しずつではありますが並べる予定。

会期中は何か良い音楽でも流そうかな...。
Bill Evans , Charlie Parker , Chet Baker , それとも...
Dizzy Gillespie , Lester Young , George Benson…
何がいいかしら?
静かにゆっくり、アートやクラフトに触れる週末を過ごしにいらしてください。

上写真は私のリクエストに答えてO氏が用意してくださった
オキーフの家の写真集。ページをめくるとAlexander Calderのモビールが〜!


---

☆ 「北海道ブックフェス、ミセナカ書店」に今年も参加します

会期:2016.9.10(sat) - 11(sun)
時間:am11:00 - pm17:00
場所:十月のノオト 釧路市新富町11−14(P有)



保存保存

2016年9月6日火曜日


4日(日)中標津、佐伯牧場でのアート&クラフトは無事終了。
ご夫婦、子供連れ、etc...程よい感じでお客さんが訪れてくださったので
お話をしたり、亜麻の紡ぎの実演をしたりと、楽しい一日となりました。
また来年もできたらいいなぁと思います。ありがとうございました。

さて、今週末10、11日はオープンアトリエ。
こちらも間もなくです。
写真集を見てのんびりアートを楽しんでいただけたらと思います。

それから、もうひとつ新しいお知らせです。
来月、10月1〜3日は、スウェーデンの毛糸展を開催します。

ご紹介するスウェーデン、オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸は
日本ヴォーグ社出版の編み物(手編み)情報誌「毛糸だま」に
この毛糸で編んだ作品が掲載されたり
人気の編み物作家、三國万里子さんや、アンマリー・ニルソンさんなど
ニッターの方達も著書の中でこの毛糸を使った作品を掲載されています。

今回、日本でこの毛糸を紹介(販売)されている、
きぬがさマテリアルズの衣笠さんに、兵庫からお越しいただき展示販売をします。
(一般的な手芸店では販売していません)

現在、あらゆる変わり糸(ファンシーヤーン)を見慣れた私達にとっては
一見、何の変哲もないごく普通のストレートで単色の毛糸。
ですが羊毛本来の持つ利点を生かし、手紡ぎに近い
そしてスウェーデンらしい発色のシンプルな糸は
今の時代、逆に貴重な存在だと思います。
化学処理され、ウール本来の良さを失ってしまった
品質の悪い(安い)毛糸で沢山編んでは使い捨てるのではなく
良質な毛糸を使う、心を込めて編む、数は少なくてもそうする事で
着心地がよく、飽きずに長く大切に使えるニットを、作り(編み)
また使っていただけたらと思います。

また少しずつ、毛糸の事はご紹介して行けたらと思っています。

2016年9月2日金曜日


今週末、中標津にある佐伯牧場敷地内にて、
クラフトのW.Sや作品販売、糸紡ぎの実演します。

『佐伯牧場のart&craft』
9月4日(日)10時〜16時
中標津町字俣落2000-2 

佐伯牧場敷地内に有るサイロを利用した「荒川版画美術館」にて

・ステンドグラス(ワークショップ、作品販売)〜浅沼久美子
・イラスト(ポストカード販売)〜福田元美
・染織(手紡ぎ実演、織作品)〜米倉麻希
☆この三名は当日、敷地内に居ります(^_^)

ステンドグラスのワークショップは、その場ですぐ参加いただけます。
その他、陶芸家・藤田直平さんのうつわや、
富田美穂さんの牛の版画ポストカードなどなど...。
牧場敷地内にはレストランや、版画や写真の展示スペースが有ったり
小川が流れていて、彫刻も有って…
のんびりお散歩しながら景色を楽しんだり、お茶をしたりできます。
遊びに来たついでに、クラフトも見ていただけたらいいなということで
のんびりひっそり!?やっています。
ドライブがてらお立ち寄りいただけたらと思います。
詳しい場所などはHPをご覧ください。

佐伯牧場 >>

レストラン牧舎 >>