2016年10月31日月曜日


冷たい雨は上がり
鉛色の雲の隙間から、弱々しい陽が射しています。

飲みかけの珈琲が冷めるのにも
そう多くの時間は要らなくなりました。

いつもの通りにやって来て
そしていつもの通り過ぎて行く。

十月よ、
さよならではなく、またね。

2016年10月27日木曜日


村上春樹氏の本、全然ノーマークで…
二年前の(編・訳)本に、今頃気付いた..。
この表紙絵
「安西水丸さんがセロニアス・モンクにハイライトを差し出している場面」を
ハイライトのパッケージをデザインした和田誠さんが
亡くなられてしまった安西さんの代わりに描いたんだって。
(しかもなんとなく水丸タッチ!?)
三人とも大のモンク好きなんだって。
NYのジャズクラブで安西さんは、本当にモンクにハイライトをあげたんだって。
(二年前の本だけど...)慌てて!?買っちゃった...笑


2016年10月24日月曜日



日常 の 在るもの への 観察 

絶えず 変化 を続けている モノ の 側面

モノ と 視覚 との 間 に 存在する 距離 空間 時間

人が視る事のできない 認識

形而上 存在 するもの

見えない 領域 面 を 発見する

現象 としての 時間 の 経過


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いつも自分の流儀でしか視る事が出来ませんが
時にそれは上手く行くし、そうでない事も有る。
でもそれが私のメソッドですし、私のモノの見方なのです。
Mats Gustafson



2016年10月21日金曜日


昨日の朝、突然の冷たい雨と共に北風が吹きました。
それまで名残惜しそうに枝にしがみ付いていた枯れ葉達は
やって来た木枯らしの呼びかけに応じて
皆、枝からぱっと手を離し去って行きました。

午後、初雪観測。


自然の変化は、少しずつ、少しずつで
後になって気付く事もあるけれど
昨日は、樹や風や枯れ葉達だけの密会の一部始終を
こっそり見てしまった様な気がしました。

冬の幕開けはすぐそこまで来ているな!


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2016年10月19日水曜日


もの(例えばファッション等)のスタイルは短いサイクルでどんどん変化する。
時代の変化と平行し、その時代を表現している。
今の視点で作る事も大切。
しかしビジネスとして大量生産でなければ上手く行かない
と言う事はないだろう、と思っているし
そうあってはいけない、と思っている。
生み出したものや、デザインが長い時間親しまれる事が大事と思う。
自分自身そういうものを選択し使ってきた中で思う。

時間と手間が掛かる価値とは。

自分の中に有る作りたい(表現したい)ものは、
「何か」と(流行等)合わせる必要はない。
その人の意識がそのものに含まれていて
それがそのものの魅力なのだろうし
そのものの形を通して、見えない意識を美しさとして感じ取るものだから。

ただ、物に対しての意識がもの凄い勢いで薄れていっている
と感じるのは私だけなのだろうか。


2016年10月16日日曜日


人はいつも寂しさに趁(お)はれる
どれだけ深い心の持主でも
いつも風のやうな寂しさに
すこしづつ動かされてゆく

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秋はしづかに手をあげ
秋はしづかに歩みくる
かれんなる月草の藍をうち分け
つめたきものをふりそそぐ
われは青草に坐りて
かなたに白き君を見る

M.S


2016年10月15日土曜日



Bob Dylanの歌"Blowin' in the Wind"(風に吹かれて)に触発されて
Sam cookeが書き上げた"A Change Is Gonna Come"




久しぶりに聞くSam Cooke!
あぁ、この人も長生きしていたら...なんて思ったりもするけれど
沢山の良い曲が有ります。


2016年10月8日土曜日


今年もまた一年の中で一番大好きな十月がやってきました。

十月だけ、特別に六十日位有って欲しい。

元気で賑々しい夏の余韻を微かに引きずりながら、
長くて沈々(深々)とした冬が来るまでの...。

何とも言い難い、切なくて儚い感じを漂わせた秋の全てが好きなのです。


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photo:
"MITSOU"
picture: Balthasar Michel Klossowski de Rola, alias Balthus.
foreword: Rainer Maria Rilke


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2016年10月4日火曜日


「オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸展」終了しました。
初日に開催した衣笠さんの手編みワークショップ
三日間の作品展示・毛糸販売 共に盛況でした!
お越しいただいた皆様、ありがとうございます。

展示は終了しましたが、今後も工房で毛糸の販売が出来ることになりました。
ご希望の方には販売致しますので、米倉までご連絡ください。





冬に向け、スウェーデンの毛糸でマフラーや手袋を作って、
実際に使っていただく中で、この毛糸の良さを実感していただけたらと思います。

衣笠マテリアルズさんのホームページでは、
オステルヨートランド羊毛紡績について、詳しく説明が書かれていますので
一度見ていただけたらと思います。勿論、毛糸の通販も可能です。
(ウィンドウズでは、レイアウトが崩れて見難い場合有り、只今新しいサイト製作中との事)