2017年8月25日金曜日


今日は今年初!!30℃でした!
この極寒の地では珍しい出来事。
ちなみに昨日は19℃。最低じゃなくて最高気温が。
夏なのに「ストーブつけたよー」という声も時々聞く位
いつにも増して寒い日が多かった今年の夏。
もしかして今日が最後の夏かな?日も少しずつ短くなってきていますから。


曇り空の写真ですが、夏の燈台です。

燈台好きな人結構居ると思いますが...。
燈台はいいですね〜、特にシマシマに塗られた燈台は好きです。
赤×白も可愛いけれど、白×黒もしくは、白×グレーがもっと好き。
写真の燈台は四角ですが、丸(円柱)型の塔だともっと良い。
何故でしょう?姿形、建っている姿、照らす灯り…
燈台そのもの、燈台のある風景。
寡黙に一人で立って、どんな時も仕事を全うしている感じ。


春に、アルプ美術館という私設の素敵な美術館へ行きました。
館長のYさんは全国の燈台の写真を撮られていて
以前、図書館で大きくて厚い立派な写真集を見ました。
色々お話を伺えたのは、とても楽しい思い出となりました。

それから、
随分昔、イラストレーターの、故、安西水丸さんが
小さな海辺の町の、古くて寂れた感じのお土産屋さんへ入り
棚の奥から小さくて可愛い燈台の置物を探し出して
二つ程買っているのをテレビで見ました。
誰ももう買わない様なものをよーく見て探し出して買うのが楽しい
と言う様な事をおっしゃっていて、そうそう!と
とても共感したのを今でも印象深く、覚えています。

燈台は冬でも変わらず建っているのですが、なんとなく夏のイメージです。

(上の写真は、落石岬の燈台です)


2017年8月23日水曜日


みなさま、こんにちは。
今日は織り教室で生徒さんが制作された作品を載せます。
小さなタペストリー(I さん制作)
写真が余り上手く撮れませんでしたが、可愛いのが完成しました。
いかがでしょうか。

これは綴織(つづれおり)と、挟み織の技法を使い
ウールの糸で織ったものです。

綴れ織りは、緯糸で好きな模様を絵の様に織る事が出来る技法です。
自由に曲線も織れますが、今回は余り難しくないようにと
直線のみで花の様な模様を構成する事にしました。
大きな花模様は綴れ織りの技法で、
たて&よこ幾何学的に四角を組み合わせ、花らしさを表現できたと思います。

所々、小さくちりばめた花模様と、上と下の葉っぱをライン状に
入れた部分は、挟み織りという技法を使っています。
近くでみると、緯糸が浮いているので、立体感が出ています。
全てを綴織ではなく、挟み織りも少し入れる事で変化が楽しめます。

今回は、経糸の密度、模様のデザインなど一緒に考えアドバイスしながらも
出来る限りは自分で考えて貰う事にしました。

まず、糸の太さと経糸密度のバランスが難しい。
1cmに何本の経糸を使うか、そして糸の太さはどれ位のものを使うか。
最初に決めた経糸密度と糸の太さは上手く行かず、変更しました。

続いて、模様をグリット(方眼)用紙などに実寸で書いて考える。
自分でゼロから考えるのは難しいのですが、そこが面白いところでもあります。
幾ら自由な模様が織れるとは言え、技法の短所(特徴)も有りますので
そこをどう回避しつつバランス良く効率的に織る事ができるかも考えながら
デザインをしていきます。

緯糸は詰めて織るので、四角い柄が少しつぶれてしまうのを
考慮して織る様にとアドバイスしましたが、
これは馴れるまでなかなか簡単そうで難しい...。

それから、模様の事だけに気を取られないよう
白い無地の背景部分や両端の耳を綺麗に仕上げる事にも意識を向けつつ
織り進めます。(この点はとても綺麗に仕上がったと思います)

同じデザインでも糸の色を変えるだけで、全く雰囲気の違う作品にも
展開して行けますので、バランスの悪かったと思う部分や、織っていて
気付いた問題点を修正して、もう一度色を変え作ってみても面白いです。
難易度を上げて、曲線を使った模様にもチャレンジして欲しいです。
キリムの様な、敷物も作れます。

この織りは太い糸で織るウールのマフラーなどとは違って
コツコツ、ちまちま、じっくり進める感じなので好き嫌いが分かれますが
几帳面で研究熱心なIさんには向いているかな?と思いました。

また写真を撮ったらご紹介したいと思います。


2017年8月19日土曜日



(80年代、日本のOldies Band ヴィーナスもカバーしてた)




(80年代 ユーロビート、カイリーミノーグでも流行った)


昨日、珍しくテレビをつけました。
キャロルキングの特集(ドキュメンタリー)番組が有るというので。

番組の中で、キャロルキングがこれまでに作った(提供してきた)曲が
短いけれど沢山、次々に流れてきて、改めてそのヒット曲の多さに驚きました。







(ChainsとTake Good Care Of My Baby は、ビートルズもカバーしている)

10代終わり頃、この時代 (1950's) の音楽を呆れられる程聞いていたのですが
今の様にネット動画はなかったので、とにかくレコード、CD、ビデオを
聞き漁る、するとオールディーズ、アメリカンポップス(60's Pops)も
絶対的に耳に入って来ました。
AMERICAN POPS は、それ程特別に好きだった訳ではありませんが
モータウンとかも取り合えずは(何でも)聞いていました。
オールディーズやアメリカンポップスの曲は誰が作った曲か?という事は
余り気にせず聞いていたというか、沢山キャロルキングが作った曲が有ったので
もう空気と化して気にも留めていませんでしたが…。
昨日の番組の中で流れた曲は、殆ど(99%)知っていました。
しかも殆ど歌える!笑。どれだけ聞いていたのかと思うと呆れますね。




(アン・ルイスも歌ってた。大好きな曲です)




(エヴァリブラザーズ、ドリフターズ、モンキーズ…沢山のヒット曲)




2015年のKennedy Center Honors(ケネディ・センター名誉賞)で
キャロルキングのA Natural Woman を歌うアレサ・フランクリン

こんな毛皮のコートを着てる人、久しぶりに見ました!
(動物愛護団体に怒られそうだけど)
この位、貫禄ある人じゃないと似合わない。
若い頃より格好良い!当時73歳くらいかなと思いますが
歌声のパワフルさ、歌唱力、圧巻です。




キャロルキングの曲やアルバムは特別意識して聞いた訳ではなく、
知らず知らず耳に入っていた感じで、その人の事に関しては
殆ど知識がなかったけれど、それでもどの曲も知っているというのは
それだけ色々な場面でかかっていて、耳に入ってくる機会が多かったと言う事
そして覚え易くていい曲だったからでしょうね。今更ですが改めて…。

キャロル・キングのアルバム TAPESTRY(綴れ織)の動画
Tapestry >>


2017年8月14日月曜日





 お盆です。
それにしても寒いです。ずっとどんよりしたお天気が続いています。
この五日間の日照時間、札幌は2時間、釧路はゼロだそうで...

写真は先週日曜日、中標津へ行く途中で撮影しました。
釧路はこの日も写真からは想像もつかないどんよりしたお天気でしたが
釧路を発って標茶を過ぎた辺りから夏の日差しが!
牧草地を転がるペーターや、雲に乗るハイジが登場しそうな…。

しかしこれからの週間予報を見ても、20℃に届く日が一日も見当たりません。
年中寒いのですが、今年の春はいつにも増して寒く
6月になっても暖房を付けていました。
7月、やっと少し暖かかい日が有ったなと、けれど
先週からまた寒くて「もう暖房付けたよ」と皆が言っています。
私もとうとう耐えきれず、冬のカーディガンにタイツ…。
(変なやせ我慢をして、まだ暖房は付けてないですが...苦笑)

もうこのまま寒くなるのかもしれません。
猛暑よりはいいのかもしれないけれど…
余りに寒くてどんよりばかりだと、気も滅入ってしまいます。
夏服の出番も有りません。
今日も時々小雨がぱらついているので、
貰った夏野菜でマリネを作ったりして...部屋で過ごしています。


2017年8月13日日曜日



旧, 落石無線送信局(現, 池田良二スタジオ)を後にして、
突端の落石岬まで行く事に。(落石は "おちいし" と読みます。根室市です)

スタジオ付近は普通に草原だったのが途中、湿地帯になりました。
なので、設置された細い木道をひたすら15分位歩きます。

途中、防風林?(松の密集地帯)の中を通過している時、Kさんが
「この葉っぱ、何だか解る?水芭蕉が成長したんだよ〜」と教えてくれました。
あの春に咲く、可愛い水芭蕉からは想像もつかない位に巨大化しています。
南の島かジャングルか、恐竜時代か…というような大きさ!
Kさんは植物に詳しいので、いつも歩きながら色々教えてくれます。
私はインドア人間なので、巨大化した水芭蕉を見てひたすら
怖い!大きい!凄い!可愛くない!と一人で騒いで
たぶんKさんは呆れたと思います。笑




立ち枯れた松も。潮風の影響なのか湿地帯だからなのでしょうか。

燈台も見えて来ました。平らな台地が広がっています。

草原にはワタスゲも少し見られました。フワフワの見頃は過ぎてしまい
雨に当たったりして、少し薄茶色になったり
ワタがしんなりとなっている様子は
「洗った犬の湿った毛みたい」な感じで…笑



サスペンス劇場感満載な、断崖絶壁。
波がうねり、海がぐゎんと持ち上がる、生きている地球を感じました。

みんなの前では言わなかったけれど、
ここにスコッチウィスキーの蒸留所を作ったら
スコットランドの某島で作られるピート(泥炭)香のする
美味しそうなスコッチが出来るんじゃないか?!
(実際、隣の厚岸町では蒸留施設が最近作られた)とか、
昔見たイギリスの "さらば青春の光" というモッズ映画での岬のシーンを
必ずや思い出してしまうのでした。

岬とは別の方向に落石港が有り、そちらからはユルリ島という
可愛い名前の、平坦な台地が広がる小島も見えました。
今は無人ですが、昆布干しをする動力の為に人が持ち込んだ
馬だけが野生化しているそう。エトピリカも居るのだろうな。

他にも有名な納沙布岬や、花咲岬、
車石という岩?が有ると生徒さんに教えていただいたのですが
残念ながら見に行く事は出来ませんでしたので、またの機会に。
石が沢山落ちているらしいのですが...(だから落石なのかな、きっと)

2017年8月11日金曜日






"落石計画"(OCHIISHI PLAN) Part. 2

その場へ行って直接感じたり考えたりが、インスタレーション
(空間全体を作品として体験させる芸術)の持つ意味でしょうか。
私の写真&文章で感想をお伝えするのは難しいです(表現力も知識も乏しくて…)
でも折角行って来たので、感じた事を書いてみたいと思います。

かつては人々が行き交って、通信をしていた場所、
誰も居なくなり、そしてまた今、人が集まり制作する場所。
時間の流れの中で無くなったり再生したりを繰り返して。
この東の端っこへ、わざわざ訪れるという行為が
特別感を更に際立たせるのかもしれません。
自然と人工物の対比
過去と現在

何もない(実際にはあるのだけれど)という事が逆に色々な想像をさせたり
限られた有るものの中に様々な意味を持たせたりするのかもと。

例えば、この建物の中に入れ子状に茶室が造られています。
銅版画に使った後の廃版を箱型にして、
中に石膏を流し固めて作ったキューブを沢山積み重ねて作っています。
普段は廃棄する銅版を再利用しているという事にも
色々な意味合いを持たせる事ができると思います。
版画を摺るのと同様、キューブの表面には毎回違う模様が浮かび上がっています。
建物内の剥がれかけた漆喰とコンクリート、錆びたり風化したものと
キューブの模様の対比も面白いです。

それからこの場所、建物、特に"窓と自然"の役割は大きいなと感じました。
窓は、地域(気候)、用途によって、形も大きさも取り付ける位置も違います。
この建物の外に広がる草原や空が、窓を通して切り取られた状態で見た時
特別なもの(例えば風景画や写真のように、とか)として目に入って来て
別の印象を与えたり。
また窓から差し込む光と陰が、漆喰の壁や床や作品に、ニュアンスを与えたり。
他にも風や湿気や潮の匂いなどが窓から入り込んで来て、
来た人達に、視覚以外の感覚もフルに働かせて
様々な事を想像をさせる効果がある様な気がします。
それぞれの作品の技法や出来映えの事だけではなくて
作品とその場所、環境(自然物、建造物全て)お互いの効果について
考えたりもしましたし、とても興味深く感じました。

---
私は染織作品を作って行く中で、布の構造や素材の持つ性質や
出来上がって行く制作過程にかかる時間などを通して考えた事
こちらへ住む様になって見つけたり感じた事(気持ち)などを
染織と言う表現から派生した自分のやり易い?何か別の方法で
かたち(作品)にしてみたいと思って少しずつ試しています。
色々なこれまでの流れの中から始めた些細な事なのですが...
なので、今回こちらへ行った事は、とても有意義だったと思います。

それから当たり前の様に近くにあるけれど、非日常的でもあるこういう所へ来ると
街での出来事、例えば...話題や流行のお店の事、明後日までの締め切りや、
片付かない部屋の事、今晩のおかず、自分の作っているものや、考えてる事も...
ありきたりな感想ですが、全てがどうでもよい様な
つまらない事の様にも思えてきます。

植物や、うねる波、通り過ぎる風には到底及ばないと無力感に愕然としたり。
反面、繰り返しの作業で作られた作品や
誰に見せる為に生きている訳でもない自然の営みの繰り返しを見て
繰り返し続ける事の意味の大切さ?みたいなものも感じたりしました。

この様な場所から遠くない土地に住む事になった自分が
漠然とずっと持ち続けていた何か(気持ち?)を、無力なのに
やっぱりどうにか形にしてみたいと思ったりしてしまうのも
この場所の持つ力(影響)なのかもしれません。

専門的な事はよく解らないし、なんだか上手く書けなくて
行った事のない方が読んでも面白くもないものになってしまいました...。
書いている内容を見て、何だこの感想は!?と思われるかもしれませんが、
お許しください〜、笑。

展示されていた作品の事は全然書けませんでしたが(HPをご覧ください)
好きな感じのもの、場所に合ったものもありました。
学芸員の方が道外からいらして、作者とのギャラリートークも有り
また、ご一緒したMさんのお陰で、先生方のお話も少し聞けました。

アートプロジェクト "落石計画" の詳細は、ホームページをご覧ください。



2017年8月9日水曜日





"落石計画" (OCHIISHI PLAN)PART. 1
釧路から車を走らせ2時間と少し。根室の落石岬へ。
重たそうなグレーの空と、ひたすら広がる草原と
磯の匂いと湿った空気、カモメの声。
時々、狐と鹿。
ぽつりと静かに佇む鉄筋コンクリート造の建築物。

旧落石無線送信局
1908年(明治41年)に建造後、戦災などに見舞われ
1925年(大正14年)に現在の姿に再建。

(釧路から根室の海岸沿いには、トーチカ等この様な建造物の痕跡が残っている)

大正という時代が感じられるアールデコ調な意匠。
(壁面や内部天井にアーチ状(曲線)の意匠が施されたりしている)
大きな開口部の分厚い鉄の扉は後で(80年代頃)取り付けられたとの事だけれど
海からの潮風と経年劣化で錆び朽ちてきている。

旧, 落石無線送信局 現, 池田良二スタジオ
(2016年度で武蔵野美術大学を退官した銅版画家、1947年 根室出身)
ここでは"落石計画"というアートプロジェクトが行われている。
今年で十年目のプロジェクトは現在進行形。

昨年、二人の方に勧められ、釧路市立美術館で行われた
池田さんの展示とレクチャーを聞きに行きました。
その際、この"落石計画"や、根室 落石の事、
制作の事などのお話を伺い、今年は行こうと...。
ムサ美出身で先生方とお知り合いでもある版画家のMさんと
絵画の事にとても詳しいKさんという心強いお二方と
現地で待ち合わせをして、落石まで。

続きます…

※ 写真はクリックで拡大します


2017年8月8日火曜日



8月6日に行われた "佐伯農場の Arts&Crafts2017" の会場となった
中標津 佐伯農場はこれまでにも何度かブログでもご紹介しましたが
今日は、荒川版画美術館の写真を少し。

敷地内には色々な施設等が点在しています。
今回、ガラスのペンダントトップ&箸置き作りと
便せん作りのワークショップをしたのは、こちらの"荒川版画美術館"です。
アプローチには北海道らしい草木が色々植えられています。
花の見頃は6〜7月頃でしょうか、もう花は終わりかけが多く
葉が茂り、実もなっていました。



左右奥に見える赤い小さなサイロ二つと、中央の木造の小屋は中で繋がっていて
中標津の版画家の作品が常設されています。
中は、是非実際に行って見ていただきたいです。

春〜夏は緑が茂り、雨の日や、寒い季節もまたそれぞれ違う雰囲気。
入り口のランプの灯りがまた良いんです。



中の窓からの景色。
歩き易い様に、小径には石畳や枕木が敷かれていますし
芝も綺麗にされています。

あちこちにある案内板も、全部手作りで雰囲気が統一されています。
ここの前の芝生でピルタナウハのワークショップをしました。



別方向の窓からは、程よく間引きされた色々な種類の樹。
木漏れ日が綺麗です。
敷地は緩やかなアップダウンがあり、歩いていても、また
風景としても単調にならない。
版画美術館は少し小高くなった所に建っています。
奥には荒川(小川)も流れています。
細い橋(殆どただの板状の!ちょっと怖い、笑)を渡ると
奥にもモニュメントなどがあります。



正面にはレストランなどの建物が見えます。
ちょっと木陰の薄暗い感じが良い。

去年のイベントの日は秋に近く、ちょっと湿気が多い日でした。
佐伯さんがリンドウを摘んで来てくれたのを思い出します。

何処かの造園屋さんに頼んだり、企業や町が沢山のお金を使って作った
場所はよく有ります。でもここは、農場主の佐伯さん そして
仲間の方達が手伝って自力で作って来た場所です。
農場の古い建物やお知り合いの方達から貰ったもの、廃材などを利用したり
重機を使って、今も現在進行形で整備しつつ新しいものも加わり…。

一見、なんてことのない様に見える、わざとらしくなく、自然に見える。
頑張っておしゃれに格好つけてます!と言うのでもなく
張りぼての商売商売した観光施設でもなく
自然に…色々なバランスが程よく取れていて、隅々まで考えられている。
この場所は佐伯さんの考えが詰まった作品なんだなと思います。
僕はただの酪農家の普通のおじさん、といつも言われているけれど…。
これからも、また新たな面白い何かが出来るかもしれません。

こんな所に住めたら良いのになぁと、昨日はつくづく思ってしまいました。



2017年8月7日月曜日


昨日は中標津にて ”佐伯農場のArts&Crafts 2017" 開催日でした。
暑くも寒くもなく、本当にちょうど良い気温とお天気(23、4℃位)
爽やかで北海道らしい日和でした。

まずは、沢山の方にお越しいただき、ありがとうございました。


今日は、私が担当したフィンランドのヒモを織る「ピルタナウハ」の
ワークショップの様子をご紹介します。
写真は、敷地内の白樺の樹を囲んで皆さんで織っているところです。
広くて、木陰も有って、ワークショップには最高の場所!



白樺の樹にたて糸を張って、ずんずん紐を織っていきます。
大きな織機がなくても、こんな簡単な道具と自分の身体で出来るんです。

いつもは屋内でのワークショップですが、
こんな風に外ですると気持ちが良いですね。
冬は暖かい部屋の中で、夏は外で…
それぞれの季節を味わいながらの手仕事、北海道だから出来る贅沢かな。

普段テレビや本で見る、ターシャテューダさんやベニシアさんの様に!?笑
みんなが周りの雰囲気とひとつになっている光景は素敵でした。



完成したヒモです。なかなか素敵なヒモが織れたと思います!
初めてだと真っ直ぐ綺麗に作る事は難しいのですが
一生懸命作ったものは、なんだか愛おしいですね。

普段する事のない作業をするのは新鮮です。
出来映えを上手い下手と気にされる方が多いですが
私は出来映えよりも、この日この場所この空気の中で
作ったという時間や行程の体感が大切な事じゃないかなと思っています。
後々になって完成したものをふと見た時、
楽しい夏休みの思い出みたいに、この日の事を思い出してもらえたら嬉しいです。

農場内の写真も少し撮ったのでまた次回にご紹介します。


2017年8月3日木曜日


8月になりました。
中標津でのイベントは今週末6日です。
私が担当する「ピルタナウハ・フィンランドの紐を織る」
ワークショップは定員になりました。
「ガラスの箸置き・ペンダントトップ作り」
「オリジナル便せん作り」
「彫刻のガイド案内」は事前申し込みは必要なく、
当日参加可能ですので、是非ドライブがてら佐伯農場へ!
今のところ、お天気もまずまずの予報です。
のんびり、自然を満喫しながら過ごしていただけたらと思います。

佐伯農場へは、カーナビで「荒川版画美術館」と検索していただくと
案内表示が出ると思います。大きな看板はありませんが
敷地内の建物は、赤い外壁が多いので、それを目印にお越し下さい。

写真↑は、北根室ランチウェイの写真集です。
「歩く事」に興味の有る方は、サイトが新しくなりましたのでご覧ください。
この「道」は佐伯農場主の佐伯さんが何年もかけて整備し続けている道です。