2017年8月8日火曜日



8月6日に行われた "佐伯農場の Arts&Crafts2017" の会場となった
中標津 佐伯農場はこれまでにも何度かブログでもご紹介しましたが
今日は、荒川版画美術館の写真を少し。

敷地内には色々な施設等が点在しています。
今回、ガラスのペンダントトップ&箸置き作りと
便せん作りのワークショップをしたのは、こちらの"荒川版画美術館"です。
アプローチには北海道らしい草木が色々植えられています。
花の見頃は6〜7月頃でしょうか、もう花は終わりかけが多く
葉が茂り、実もなっていました。



左右奥に見える赤い小さなサイロ二つと、中央の木造の小屋は中で繋がっていて
中標津の版画家の作品が常設されています。
中は、是非実際に行って見ていただきたいです。

春〜夏は緑が茂り、雨の日や、寒い季節もまたそれぞれ違う雰囲気。
入り口のランプの灯りがまた良いんです。



中の窓からの景色。
歩き易い様に、小径には石畳や枕木が敷かれていますし
芝も綺麗にされています。

あちこちにある案内板も、全部手作りで雰囲気が統一されています。
ここの前の芝生でピルタナウハのワークショップをしました。



別方向の窓からは、程よく間引きされた色々な種類の樹。
木漏れ日が綺麗です。
敷地は緩やかなアップダウンがあり、歩いていても、また
風景としても単調にならない。
版画美術館は少し小高くなった所に建っています。
奥には荒川(小川)も流れています。
細い橋(殆どただの板状の!ちょっと怖い、笑)を渡ると
奥にもモニュメントなどがあります。



正面にはレストランなどの建物が見えます。
ちょっと木陰の薄暗い感じが良い。

去年のイベントの日は秋に近く、ちょっと湿気が多い日でした。
佐伯さんがリンドウを摘んで来てくれたのを思い出します。

何処かの造園屋さんに頼んだり、企業や町が沢山のお金を使って作った
場所はよく有ります。でもここは、農場主の佐伯さん そして
仲間の方達が手伝って自力で作って来た場所です。
農場の古い建物やお知り合いの方達から貰ったもの、廃材などを利用したり
重機を使って、今も現在進行形で整備しつつ新しいものも加わり…。

一見、なんてことのない様に見える、わざとらしくなく、自然に見える。
頑張っておしゃれに格好つけてます!と言うのでもなく
張りぼての商売商売した観光施設でもなく
自然に…色々なバランスが程よく取れていて、隅々まで考えられている。
この場所は佐伯さんの考えが詰まった作品なんだなと思います。
僕はただの酪農家の普通のおじさん、といつも言われているけれど…。
これからも、また新たな面白い何かが出来るかもしれません。

こんな所に住めたら良いのになぁと、昨日はつくづく思ってしまいました。