2017年11月21日火曜日

只今、うちの工房にもこのポスターを貼っておりますが、
国立民族学博物館(みんぱく)などの研究チームの調査により
アイヌ民族衣服では世界最古の可能性が高いとされている
釧路市立博物館所蔵の「アイヌ民族の木綿衣」を特別公開しています。

昨年も期間限定で展示されましたが、今後の展示、公開は未定の様なので
是非この機会に、写真ではなく実物を間近で見てみてください。
この場所で所蔵されていたから見られる貴重な機会と思います。

北海道に住んでいると、わざわざ博物館へ行かずとも
空港や駅、色々な所でアイヌ民族衣装を目にする機会があると思いますが
改めて、自分達の住んでいる地域の手仕事や歴史に興味を持って
じっくり見る事は案外少ないかもしれません。
現行でも新しい衣装は作られ飾られたりしていますが、
それらとは違った、長い時間を経たものだけが持つ雰囲気、風合い
細かな手仕事から伝わるもの、感じるものはまた格別だと思います。

釧路博物館は、実はアイヌ民族の展示物が結構充実しています。
白老のアイヌ民族博物館だけじゃないぞ!と
もっとアピールすべき!と思うのですが(笑)地元では関心のある人が少ない様な…
地元って案外そう言うものなのかしら?
道外や他の地域からわざわざ見に来られる人の方が、興味を持っているって事かな。
細やかな情報発信、PRがあって、遠くからでもわざわざとか、
また見に行きたいと思える場所になるといいな〜と思います。
博物館の建物は古くなってしまいましたが、
建築家・毛綱 毅曠(もづな きこう)設計です。



保存保存保存保存